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表記 |
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近代朝鮮語に関連することをまとめたメモです.
自分の書いた論文をもとにしている部分が多いため,
例文を引用した資料にかたよりがあります.
以下ハングルの古語が多くあらわれるため,ご覧になるにはNew Gulimフォントが必要です.
| 近代朝鮮語の表記法の特徴 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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同一子音の二重表記(重綴表記)とは体言や用言の語幹末子音がその曲用形や活用形で重複して表記される現象を言う.17世紀に非常に生産的に見られる現象である.田光鉉(1967:47,48)によれば17世紀の文献に見える例には以下のようなものがある.
18世紀資料である≪綸音諺解≫(18世紀末)と≪二倫行実圖≫(重刊本1730年)では,いまだ同一子音の二重表記例が見られ,18世紀にもそのような意識が残っていたことがわかる.(田光鉉1978:19).≪隣語大方≫(1790年)にも以下のような例が見られる.
近代朝鮮語では語中の有気音が様々な方法を用いて表記された.郭忠求(1980:15-16)は有気音を終声に持つ体言や用言の語幹が,母音語尾と結合する時の表記法を次のように分類した.
一類型から3類型までの実際の表記例は以下の通り.例は≪隣語大方≫より.
元来母音間で「-ㄹㄹ-」と表記されていたものが,17世紀から「-ㄹㄴ-」と表記される現象が あらわれ始め,18世紀には多様な文献に多くの例が見られるようになる.特に18世紀中葉以後は「-ㄹㄴ-」表記 の方が「-ㄹㄹ-」表記よりも優勢である.
音節末(終声)のㄷとㅅの表記は中期朝鮮語では音韻論的対立を持っていたと考えられている.しかし,16世紀の初頭から音節末でㄷとㅅの音韻論的対立の喪失が始まる.そのため,16世紀から表記にも混乱が見られるようになる.전광현(1997:19,20)で提示されている表を以下に引用する.
近代朝鮮語の時期はㅅ→ㄷ/ㄷ→ㅅという混記の時代がまずあり,18世紀にはㄷとㅅをㅅに統一する傾向を各資料が見せている.ただし,≪隣語大方≫,≪捷解新語≫,≪倭語類解≫などの司譯院倭学資料においては,音節末のㄷとㅅをㄷに統一するという他の資料とは異なる傾向を見せている.倭学書に見られるこのような表記については權仁瀚(1990)を参照.
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[最終更新日時:2006/05/23 21:51:00]